Selenium Basicのインストール

インストール方法(Excel VBA)

Selenium Basicは、Excel VBAでSeleniumを使ってブラウザを操作するためのライブラリです。

他のプログラム言語とはインストール・使用方法が少し異なります。

GitHubのページからSelenium Basicのインストーラをダウンロードします。
Selenium Basic インストール

ダウンロードしたexeファイルを実行してインストールします。

ブラウザのドライバーを最新にする

インストーラにはChromeDriverなどの各Driverのファイルが同梱されていますが、それらはバージョンが古いものなので、新しいファイルに置き換えます。

ChromeDriver

Chromeブラウザのバージョンを確認します。
メニューから「ヘルプ」→「Google Chromeについて」を選べば、バージョンが表示されます。
Chromeのバージョン

こちらから使用しているChromeブラウザのバージョンと同じファイルをダウンロードします。
ChromeDriverのダウンロード
64bit版はないので、32bit版を使用してください。
ChromeDriverのダウンロード

ダウンロードした「chromedriver_win32.zip」を解凍すると「chromedriver.exe」ができますので、
このファイルをSelenium Basicをインストールしたフォルダのものに上書きします。

Selenium Basicのインストール先フォルダは、デフォルトだと以下になっています。
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\SeleniumBasic\
ChromeDriverのダウンロード

EdgeDriver

こちらから左のStableチャネルのものをダウンロードします。

自分のOSに合わせて32bitか64bitのどちらかをダウンロードしてください。
EdgeDriverのダウンロード

ダウンロードした「edgedriver_winXX.zip」を解凍すると「msedgedriver.exe」ができますので、「edgedriver.exe」にリネームします。
このファイルをSelenium Basicをインストールしたフォルダのものに上書きします。

.NET Framework 3.5のインストール

.NET Framework 3.5がインストールされていない場合、実行時に「オートメーションエラー -214623576(80131700) 」が発生します。

以下の手順でインストールします。
Windowsの「設定」->「アプリ」->「プログラムと機能」->「Windowsの機能の有効化または無効化」を選択します。 .NET Framework3.5のインストール
.NET Framework3.5のインストール
.NET Framework3.5のインストール

上記が存在しない場合は、Microsoftのサイトからダウンロードしてインストールしてください。

Excelに参照設定を行う

ExcelでVBAのエディターを開いて、「ツール」->「参照設定」で画面を開きます。
VBAの参照設定
「Selenium Type Library」にチェックしてOKを押します。
VBAの参照設定

動作確認

以下のコードが動作すればOKです。

						Sub Test()
  
							'各ブラウザのドライバのオブジェクトを作成
							Dim chromeDriver As New Selenium.chromeDriver
							Dim edgeDriver As New Selenium.edgeDriver
						
							'ブラウザを起動
							Call chromeDriver.Start
							Call edgeDriver.Start
							
							'urlを開く
							chromeDriver.Get ("https://yahoo.co.jp")
							edgeDriver.Get ("https://yahoo.co.jp")
						
						End Sub