WatiNの使い方 - 基本操作

インスタンスの作成

インスタンスの作成は2種類の方法があります。

通常の方法

Private _browser As IE

Private Sub Button2_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles Button2.Click
    _browser = New IE
    'ここにIE操作処理を記載

    _browser.Close()
End Sub

Usingを使うの方法

メソッド内で自動操作処理が完結する場合は、こちらの方法が良いです。
Usingが終わった時点でIEが閉じられます。

Private Sub Button1_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles Button1.Click
    Using browser As New IE()
        'ここにIE操作処理を記載
    End Using
End Sub

ページ表示

インスタンス作成時にパラメータにURLを指定するか、GoToメソッドを使用します。

コンストラクタのパラメータの指定

_browser = New IE("http://www.google.co.jp")

GoToメソッド

_browser = New IE() _browser.GoTo("http://www.google.co.jp")

読み込み待ち

GoToメソッド等の通常操作では読み込み待ちまで行うので、特に意識する必要はありませんが、 GoToNoWaitメソッドなどの待機が行われないメソッドを使用したい場合や、タイムアウトを検出したい場合などに、 読み込み待ちとしての機能を使用します。
WaitForCompleteメソッドにより、読み込みが完了するまで待機します。
引数に待機秒数を指定することができ、指定した時間が経過しても読み込みが終了しなければ例外(TimeoutException)が発生します。

サンプルコード

_browser.GoToNoWait("http://www.google.co.jp")
_browser.WaitForComplete(10)

また、指定するエレメントがアクセス可能になるまで待機する、XXを使うことでも、 読み込み待ちが行えます。

IEの表示/非表示

起動しているIEの表示有無の設定/参照します。

サンプルコード

_browser.Visible = true

IEのサイズ

起動しているIEのサイズを設定します。

サンプルコード

_browser.SizeWindow(100, 100)

タイトル/URLの取得

現在表示しているサイトのタイトルとURLを取得します。

サンプルコード

MsgBox(_browser.Title)     'タイトルを表示する
MsgBox(_browser.Url)  'URLを表示する

終了処理

アプリケーションを終了させてもIE自体は終了しないので、IEは起動したままになります。
アプリケーションの終了時にIEも閉じるには、「Watin」で終了処理を行います。

サンプルコード

_browser.Close